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2023年05月31日

7/10 締切:女性の孤独・孤立を回避・回復する地域のつながりを増やす福島プロジェクト


この度、ふくしま百年基金は一般財団法人日本民間公益活動連携機構(略称:JANPIA)が実施する休眠預金等交付金に係る資金を活用した事業「2022年度通常枠・草の根活動支援事業」の資金分配団体に選定されました。「女性の孤独・孤立を回避・回復する地域のつながりを増やす福島プロジェクト」(人と人とをつなぐ市民活動の強化・支援事業)を企画・立案し、福島県域内で女性の孤独・孤立対策に取り組む事業を対象に、資金・資金以外の双方の面からの支援を実施する助成事業を公募する事になりました。


福島県においては、2011年の東日本大震災と原子力発電所事故の発生から12年が経過していますが、近年ではコロナ禍の経済や雇用に関する影響、ウクライナ戦争等に起因する物価上昇等があり、様々な状況の変化により福島県内の各世代、様々な家庭環境にある女性がうけた影響は計り知れません。 今回の事業には福島県内の女性支援を主な対象として事業を行うのと同時に、孤立・孤独対策という側面もあります。日本においても孤立・孤独対策が政府により進む一方で、具体的な成果はまだまだこれからという状況です。東日本大震災と原子力発電所の事故による被災者・避難者の状況、その後の地震・台風被害、コロナ禍の影響や物価高騰による影響から、福島県内においても構造的な孤立の状況・孤独感を募らせる状況があり、それらの状況に対応する当事者、共助の非営利活動の重要性は増すばかりです。他方で、民間の支援組織の財務状況は、復興財源を原資としていた活動であるほど状況の変化による収入の減少等に直面している状況です。これからますます現場の課題に向き合い続ける市民活動から必要な活動の組立や展開が必要であるにも関わらず、共助の資金の減少による大きな影響が生じています。当プログラムはそのような状況に対して、女性支援、孤独・孤立対策に取り組む福島県内のNPO等の市民活動へ資金提供を行う事業でもあり、これらの事業を担う団体の組織基盤の強化を図ろうとするものです。 


 休眠預金制度の仕組み上、採択団体として対応すべき事務等がある一方で、採択団体への助成期間は約3年間という継続事業であり、かつ人件費への充当も大きく可能です。我々は、この事業を通じて、福島県内の女性を対象に活動する組織の「こうなりたい・これをやりたい」という願いや想いと共に、組織基盤と事業の継続性の向上を実現するための伴走支援を行います。3年間というやや大規模な助成金ではありますが、この事業を通じた人と活動と組織の成長の一助になることを願い、今この瞬間も先の見えない状況のなかで孤独感を感じている福島県の女性に、何か力になりたいという願いでいます。ぜひ、事業の説明会や個別相談会を通じて、本助成事業の特色をご理解いただき、本助成事業を一つの踏み台とした皆さんの活動の3年後の未来を共に考えられればという願いでいます。


公募の概要

申請締切 2023年7月10日(月)17時まで※電子メールにて送信してください
※公募期間中、オンライン公募説明会・個別相談会を開催しますので、申請をお考えの団体様には参加を強く推奨いたします。
採否通知 2023年8月31日
助成金支払 2023年9月以降 ※資金提供契約締結後、順次
助成予定額 1団体あたり上限(A)1,500万円・(B)3,000万円
(3年間の総額/評価関連経費を除く)
助成比率 原則、総事業費の8割まで  ※特例制度があります。
採択予定実行団体数 県内6団体程度
助成期間 2023年9月~2026年2月28日

詳しくは、公募要領を必ずご確認ください

 


対象事業について

<基本的な視点>

  • 福島県内に居住し、世代を問わず、孤独感をもち孤立状態にある、或いはそのリスクが高い女性を対象に、個々の状況に即して継続的な支援を行うこと。
    ※女性:LGBTQ+等の性自認について厳密に区別はしません。
  • 申請事業の実施を通じて、事業の継続性の向上、事業の規模的な向上、或いは質的な向上(人材の雇用や育成、支援メニューの増強)を図る事業であること。
    つまり、支援・援助機能の向上を意図したものであること。
  • 福島の女性に対する支援において、相談形態におけるSNS活用の進展、関係性の変化や嗜好性への配慮など、時代の変化への配慮を含んだ事業であること。
  • 組織基盤の強化として、事業実施体制、事務局体制の強化・育成を図る取り組みを含むこと(申請額の5%を上限とし、原則的に「直接事業費」に計上する)。

<重視する価値>

  • 【女性理解】福島県内を居住地域・居所としている女性の、支援を必要としている状況やその背景・課題設定や問題の定義等について、具体的かつ直接的なかかわりの中からみえてくる課題感をもとに企画されている事業を重視します。
  • 【広域性より重層的な支援】福島全域を支援するという取り組みも十分意義があると感じますが、今回の事業支援においては広域性よりも、仮に支援が一つの市町地域に限定されるとしても、事業実施地域における行政やNPO等の他団体・医療や福祉との支援の接続環境をより豊かにするなどの意図や価値を重視します。
  • 【活動実績および資金活用意義】震災復興支援の資金等の状況が変化している状況では、ある時期からの活動規模の縮小や、体制の変更等があるかと思います。また当事者同士の支援団体である場合などにおいては、専従職員を置くなどの取組みに慎重に対応することも十分大事なことだと理解しています。そのうえで、現在の社会情勢を鑑みて、ある意味では背伸びができる範囲で活動規模を拡充する、あるいはスタッフを有償雇用することで組織基盤・事業基盤を向上させる、あるいはスタッフの力量形成を意図する、ということを意識した事業も重視します。

<基幹的な事業>

1. 福島の女性に対する相談支援(アウトーリーチ型・互助型の支援を含む)の事業
2. 福島の女性に対するシェルターの提供等の住居支援事業
3. 福島の女性に対する地域の居場所等の支援事業
4. その他、1〜3に該当しないが、福島の女性への支援において必要な事業


<基幹的な事業に付随して行われる事業>

(a) 就労支援、自立支援にかかる事業
(b) 心身の健康維持、孤独防止にかかる事業
(c) 物資支援等の事業
(d) 同行支援・伴走支援等の事業
(e) その他、(a)〜(d)に該当しないが、福島県の女性への支援において必要な事業

 


 

説明会等

※合同説明会・個別相談会のいずれかでなく両方に参加可能です。

※公募説明会・個別相談会では、オンラインミーティングツールのZOOMを使用します。事前に利用環境等のご確認をお願いいたします。
※接続アドレスは各説明会の前日までに、お申込みのメールアドレスまでお送りいたします。

■ オンライン公募説明会 ■(合同説明会/要予約制)

日時 ・ 2023年6月5日(月) 10:00~11:00
・ 2023年6月9日(金) 13:00~14:00
・ 2023年6月9日(金) 18:00~19:00
申し込み方法 下記URLよりお申し込みください。
https://forms.gle/bq8reBfSeYqWcSEbA

 

■ オンライン個別相談会 ■(個別相談会/要予約制)

日時 2023年6月1日(木)~2023年7月5日(水)
※詳細な設定時間等は下記URLをご覧ください
https://timerex.net/s/hyakunenkikin_d552/7b386b1d
相談時間 1回1時間程度  ※1団体2~3回程度のご利用をおすすめします
申し込み方法 以下の画面上からご希望をする時間帯をクリックのうえ、必要事項をご記入いただくと、予約が完了します。

 

申請の手続き

公募期間中に必要書類1・2をそろえ、電子メールにより申請ください。
申請先メールアドレス:hswf2022#cf-fukushima.org

※#を@に変えて送信してください
※ 必ず公募要領・積算の手引きをご確認ください。

公募締切

2023年7月10日 17時まで/電子メールにて送信してください

必要書類1

(指定様式)

 

※指定書類は一括ダウンロードからデータを取得してください。

・様式1_ 助成申請書
・様式2_ 団体情報
・様式3_ 事業計画書
・様式4_ 資金計画書
・様式5_ 役員名簿
・様式6_ 事業実施責任者の略歴
・様式7_ ガバナンス・コンプライアンス体制現況確認書
・様式8_ 自己資金に関する申請書
・様式9_ 申請書類チェックリスト
・様式10_ コンソーシアムに関する誓約書
該当団体のみ)
必要書類2 (様式不問) ・定款
・登記事項証明書(現在事項全部証明書)
・事業報告書(過去3年分)
・決算財務諸表(過去3年分)
- 貸借対照表
- 収支計算書等(活動計算書/損益計算書/正味財産増兼計算書)
- 監査報告書
※詳細は必ず募集要項をご確認ください。
公募要領等 公募要領
積算の手引き
⇒上記2つのファイルは直接ダウンロード可能です。


■ お問い合わせ先 ■ 一般財団法人ふくしま百年基金
住所:〒960-8068 福島県福島市太田町12-30 マルベリービル3階
電話:024-573-2640 電子メール:hswf2022#cf-fukushima.org
注:#を@に変えて送信してください

問合せ対応:月曜日~金曜日(祝祭日を除く) 9:30 ~ 17:00
※お問い合わせは、時間に余裕をもってお願いいたします。